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2021年2月のセットリスト

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2/21 コーヒーとほんのひろばセットリスト

2021年3月7日

2月のコーヒーとほんのひろば、お天気にも恵まれ穏やかに無事開催できました。コロナ感染拡大防止対策へのご理解ご協力、ありがとうございました。

窓辺で一人静かに長い小説を一冊読み切るヤング、宿題の合間に定子さんの手仕事に惹かれてお裁縫にチャレンジする子たち、こたつにすっぽりくるまる大人、それぞれの時間が流れていました。
春の兆しをはっきりと感じたあの日のセットリスト、長いですがどうぞ。

<今月のメニュー>
・ブラジルサンタクリスティーナ農園ナチュラル深煎り
当店一番人気、甘みとコクがありまろやか、ミルクとの相性も○ブラジルでも最大規模の有機栽培100%、原生種での再森林化による環境保全、農園周辺の動植物生態系の保護等、さまざまな環境問題の調査や解決の実践を掲げて省エネ化に取組む信頼できる農園です。有機JAS認証豆を使用しています。

・タンザニアキゴマ チンパンジーコーヒー 中煎り
タンザニアのキゴマ は品質がとても高いコーヒーが取れる地域として数年前より注目が集まっている地域です。この地域では、絶滅危惧種のチンパンジーが生息する地域でもあります。そこで、野生動物保護活動家ジェーン・グドールの研究所(JGI)は、コーヒーを通して、チンパンジーの保護活動を行おうというプロジェクトを立ち上げました。そのため、このコーヒーの一部の売り上げは、JGIを通じて、チンパンジーを含めた動物保護活動に活用されます。

タンザニアらしいキリッとした酸味がキゴマ 周辺のコーヒーはあります。それをしっかりと引き出すためには豊富で綺麗な水源が必要となります。チンパンジーが暮らす深い森がしっかりと水分を蓄え、それをタンガニーカ湖がためているため、ふんだんに水洗式で精選することができます。もちろん使用した水は微生物分解を行い環境に良い状態にしてから排水されます。

・カスカラチェリーティー
ラオス北部の豊かな森で育ったコーヒーの、真っ赤な果実(コーヒーチェリー)を丁寧に乾燥させたお茶です。 杏のようなフルーティーな味わいのカスカラ茶は、はちみつやミルクとの相性抜群。果実のような甘みが楽しめます。

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エリザベスの焼菓子
・チョコレートランチボックスバー
マシュマロとビスケットが砕いてチョコと出会って。ほのかに感じる塩味がアクセント

・バナナブレッド
バナナたっぷりしっとり。個人的にコーヒーにはバナナケーキが最も合うんじゃないかと思っています。

・チーズとトマトのハービースコーン
甘くないおやつ、人気です
 

ふるまい茶は
・阿波晩茶
今月はハムくんなっちゃんが畑で育てて作ったもの。柔らかく酸味もまろやか。
 

*売上は一部ほんのひろばへ寄付いたします。
 

<今月の差別と人権を考える選書>

「性差の差別と女性の人権」をテーマに本を選びました。

最近もっともびっくりしてかなり悲しくなった出来事が森喜朗氏の発言です。2月3日 東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長が日本オリンピック委員会(JOC)臨時評議員会で女性蔑視発言をしました。

それをネットニュースで読んだ私の第一声は「おいふざけんな」でした。そんな聞き分けのよい存在にされてたまるかと思いました。女はお飾りじゃありません、人間です。この世界の約半分を占める構成員です。言葉を話し、意見をもち、人と相談したり議論をし、学び、働き、ケアし、ケアされ、協働することができる存在です。

そうした差別発言に接した時、聞き流せ、無視しろと言われることがよくあります。でも聞き流すと自分が最初に感じた怒りや失望がなかったことにされかねません。ひとたび心が負った傷や痛みは消せないのにもかかわらず。おまけに、その言葉にならって我々がいかに聞き流し無視してきても、差別的な発言がなくなることはありませんでした。ということは、我々のそのリアクションが間違っているのです。こんな苦しみをおとなしく引き受けるのは馬鹿げています。それは差別ですし、聞かされる方はぜんぜん楽しくならないし、そう言われていっそう大人しくするなんて気は起きません。こうした「誰かを黙らせる言葉」に対して、黙らない、わきまえない女たちが声をあげ、姿を見せ始めました。頼もしいことです。その流れに連なりながら選んだ今月の本たちです。

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【1冊目】

国立歴史民俗博物館(千葉県佐倉市)にて、2020年10月6日(火)~12月6日(日)に開催された、企画展示「性差(ジェンダー)の日本史」の大きな図録。

https://www.rekihaku.ac.jp/outline/press/p201006/

https://bijutsutecho.com/magazine/news/report/22946

多くの人が幼少時から「女の子らしく」、「男の子らしく」という言葉を耳にしながら成長してきてたと思います。でも、この「らしさ」の根拠について説明される機会や立ち止まって考える機会はあまりありませんでした。”ジェンダー”という言葉が一般的に使われるようになったのも最近のことです。例えば社会で求められる「男らしさ」「女らしさ」が、自分の選択や生き方にしっくりこない時、その「らしさ」に息苦しさを感じることがあったり、誰かがそうした苦しさを抱えている時、既存の「らしさ」の方に自分や誰かを合わせるのではなく、立ち止まってその「らしさ」の根拠を改めて考えてみる。そうした動きの中で実現した展覧会の図録です。※

【2冊目】

『存在しない女たち 男性優位の世界にひそむ見せかけのファクトを暴く』キャロライン・クリアド=ペレス (著), 神崎朗子 (翻訳)。

北村紗衣さんによる書評がとても良いです→ https://web.kawade.co.jp/bungei/3957/

私たち女性というのは、どうもこの社会にはいないことになっているらしいですね。うすうすそう思ってたけどどうもそのようですね、っていう事象を、いくつもいくつも列挙してくれている本です。言われてみればそうだなあ、の目白押し。読むと気持ちがカラフルになります。面白いですよ。おすすめです。※

【3冊目】

『叶恭子の知のジュエリー12ヶ月』叶恭子(著)

自分が自分らしくあることに、他人の評価や目線を入れてはならないと、恭子さんが美しくも毅然とした言葉でティーンエイジャーたちに向けて伝えてくれる名著です。私は大人になってからこの本に出会いましたが、その時点でもかなり叱咤激励されました。「自分らしさってなんだろう」と悩む、様々な年代の人に読んで欲しい本です。※
 

※印の本は全て私物ですがお貸しできます。読んでみたい人は事前に市脇までお声がけくださいね。

(かずちゃん)

<今月この本>

『君に会えたら何て言おう』ねむようこ(著)

最近、知らない作品の開拓を手伝ってくれるマンガ好きの友人とよく話をします。自分では出に取らないけれど、「これは!」という作品に出会えると喜びを感じます。

登場人物の思い巡りが静かに描かれていて、読んだ人によって読み方が変わりそうな気がします。私は、友達とお茶をするシーンが心に残っています。
(こまちゃん)

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<お絵かきコーナー「神山町のすきなもの」>

お題に沿ったイラスト募集を行いました。自由度の高いテーマに戸惑わせてしまいましたが、おとなもこどもも黙々と、どれも素敵な「すきなもの」描き上げてくれました。3月に神山町役場から発行される「ある印刷物」に掲載予定。お楽しみに!
(こまちゃん)

<具材部>
お花見シーズンに向けて、遊山箱に詰めるものを作りました。
卵焼きにエビフライ、グッとゴージャスなお弁当になりました!丸いテーブルに小さな手仕事の輪が広まり、おしゃべりもはずみます。そこにまた「なにしてるん?」って覗き込むお友達がきて、輪に加わり・・・○
お裁縫ほぼ初めて、の小学生も四苦八苦しながらプリプリのエビフライができました。

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<2月のお花>

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美馬さんちの八重椿

和田さんちのやぶ椿

花が咲いた後のウツギ、サルスベリ、フヨウ、つくし、ふきのとう  

(さだちゃん)

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<大事な紙featuring オディ>
舞台チラシコレクション

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引退してしまった、ラーメンズの小林賢太郎さんのチラシや、行ったことのある舞台や、面白そうな舞台のチラシです。時期に偏りがあります(笑)

(オディ)

<今月のプレイリスト>
今月は初めてのゲストセレクターDADAくんにお願いしました。
読書に合う感じでセレクトしたとのこと、ヒジョーに心地よい♪
https://open.spotify.com/user/22gqetzgltkyobiyyvr6f2cia/playlist/2a6M8U9LfhKBEqCU2mQHfg?si=39rLHkK6T5K433ttJdx0UI

<朗読、カウンターの中から>
今月は今年の1月にアメリカ大統領就任式でアマンダゴーマンさんが朗読した
「私たちが登る丘」日本語抄訳を読みました。
たまたまネットの中継で目にした就任式。その中でレディガガより、ジェニファーロペスより、とにかくこの一人の若い女性の存在感に釘付け。美しい音の響きと所作に鮮やかな黄色いコート。
この詩は2020年1月初めに一部トランプ支持派の暴徒による議事堂衝撃のニュースを受け、その日の夜に一気に書き上げたそうです。日本語で読んでも分かりやすく美しい内容だと思いました。
今回読ませていただいたのはこちらespuireのサイトより。
その時の映像と英語原文も掲載されているので、よかったらぜひ。
https://www.esquire.com/jp/news/a35343543/amanda-gorman-s-poem-stole-the-show-at-the-inauguration-read-it-again-here/

<魚屋文具店>
オディならではのセレクト文具、こまごまとした「これあったらいいな!」が見つかります。

<古本のいちば>
本棚で眠っている本を必要としている人がいるかもしれません。
古本、随時募集中。
詳細はオディ・こまちゃんにご連絡ください。

<地域学ゼミナールの募集>

3月の『コーヒーとほんのひろば』で開催を計画中、参加者募集中!

過去テーマは、「江戸の神山を読んでみよう」「人形浄瑠璃の活動のいまとこれから」「小学校社会科副読本『わたしたちの神山』を読んでみよう」など、開催テーマは、参加者による提案型としています。

一緒に楽しく学びましょう。
(こまちゃん)

さて!2月はさらにニュース発表いたしました!
この日会場でお知らせをいたしました通り、ほんのひろばは4月より旧広野小学校へ移転します。
(改善センターのほんのひろばは、本の数は厳選したものになりますが今まで通りご利用可能です。どうぞごゆるりとお寛ぎください。)

↓詳しくはこちらをご覧ください↓

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移転に伴い、「コーヒーとほんのひろば」の開催も4月から広野になるため、改善センターでは来月3/21が最後です〜〜。今までの感謝と「これからもよろしくです!」気持ちを込めての回になると思います!
お会いできるのを楽しみにしています♪

●3月のコーヒーとほんのひろば
3/21(日) 10:00-16:00
改善センターにて